社長「犯意なしと信じる」 トヨタ女性役員逮捕
- 2015年6月19日
- 日本発ニュース
【共同】トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、麻薬取締法違反の疑いで常務役員のジュリー・ハンプ容疑者(55)が逮捕された事件を受け東京都内で緊急記者会見し、「捜査には全面的に協力していく」とした上で「法を犯す意図がなかったことが明らかにされることを信じている」と強調した。一方で「世間をお騒がせし、誠に申し訳なく思っている」と謝罪した。
トヨタは、米国での大規模なリコール(無料の回収・修理)問題をめぐり、対応が後手に回り、批判を受けた経緯がある。社長自らが迅速に対応することで、影響を最小限に抑える狙いがあるとみられる。
ハンプ容疑者は4月1日付でトヨタ初の女性役員に就き、国籍や性別に関係なく有能な人材を登用することを目指した人事政策の目玉として注目されていた。
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