廃液容器の水漏れ相次ぐ ずさんな管理体制も発覚

 【共同】東京電力福島第1原発の汚染水処理で発生する廃液の貯蔵容器で水漏れが相次いでいる。点検の結果、容器のふたの不具合を見逃していた新たな問題も発覚し、東電やメーカーのずさんな管理体制が明らかに。汚染水処理や放射性廃棄物管理の難しさがあらためて浮き彫りとなっている。

 多核種除去設備(ALPS)で汚染水を処理する過程では、塩分などを取り除く際に廃液が生じる。1リットル当たり10億~100億ベクレル前後の極めて高濃度のストロンチウムが含まれるため、樹脂製の容器(直径約1.5メートル、高さ約1.8メートル)に貯蔵。構内で保管する容器の数は1600基を超えたが、最終処分の方法は決まっていない。

 水漏れの発見は4月2日で、作業員が容器1基でふたの周囲がぬれているのを見つけた。東電は他の容器も調べ始め、今月中旬までに点検が済んだ684基のうち計30基で漏えいが見つかった。

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