新国立、2520億円了承 巨大アーチで765億円増

 【共同】巨額の整備費に批判が集まっている2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアム、新国立競技場(東京都新宿区)の建設計画で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は7日、将来に向けた構想を話し合う有識者会議に、整備費が2520億円に膨らんだ実施設計を示し、了承された。

 2本の巨大なアーチなどデザインに伴う難工事に起因する整備費増は約765億円に上ることが判明し、あらためて見通しの甘さが浮き彫りとなった。JSCの河野一郎理事長は「予測できなかったこと」と弁明した。JSCは近く施工業者と契約し、10月の着工、19年5月の完成を目指す。

 昨年5月の基本設計段階で、整備費は1625億円だった。大会後に先送りした開閉式屋根などの設置に必要な260億円を除くと、今回は1155億円も増えた。内訳は消費税増税で約40億円、建築資材や人件費の高騰で約350億円となった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る