鎮魂の祈り、川面照らす 広島で灯籠流し

 【共同】広島に原爆が投下されて70年となった6日、広島市中心部の爆心地近くを流れる元安川などで、犠牲者の鎮魂を祈る灯籠流しがあり、約1万個の光が夕闇の川面を照らした。

 午後6時すぎ、亡くなった人の名前や「世界から核がなくなりますように」などのメッセージが書かれた色とりどりの灯籠が流され始めると、多くの人が川岸から手を合わせ、思いをはせた。

 東京都東村山市から訪れ、被爆者から当時の体験を聞いたという中学2年大前遥さん(13)は「二度と戦争のない国にして」と思いを込めた。松山市の加藤晴美さん(70)は戦争で父親を亡くし、会ったことがないという。「戦争が早く終わっていたら父とも会えたのに。戦争は必要ない」と涙ぐんだ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る