車関税撤廃、20年以上先か TPP日米協議大詰め

 【共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉で大詰めを迎えている日米協議で、米国が日本車にかける2.5%の関税を完全に撤廃するまで20年以上かかる恐れがあることが30日、複数の交渉関係者の話で分かった。日本車にはTPPのあらゆる関税交渉で最長となった撤廃の猶予期間が適用される取り決めになっているためだ。

 日本はこれまで米国から30年後とする案を受けているが、交渉で大幅に縮められないまま決着に向かう可能性がある。

 交渉参加12カ国はジョージア州アトランタで首席交渉官会合の最終日とする29日の日程を終えた。30日午後(日本時間10月1日未明)に閣僚会合を開く。2日間の予定で1日延長する可能性もある。難航する医薬品データの保護期間は実質的に8年になるような折衷案が浮上しているが、乳製品などの対立も解決し大筋合意するかは不透明だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る