カナダ総選挙、投票開始 TPP合意後、参加国で初
- 2015年10月19日
- 世界のニュース
カナダ総選挙(下院338議席)は19日、東部の大西洋側から投票が始まる。世論調査では中道左派で野党第2党の自由党が優勢で、政権に就いて約10年のハーパー首相率いる保守党が追走。政権交代もあり得る。即日開票され同夜~20日(日本時間20日午前~午後)未明に大勢が判明する。
5日の環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意後、交渉参加国が臨む初の国政選挙。競争力の弱い自動車関連や乳製品の業界がTPPに反対しているものの主要争点ではない。ただ、最大野党の新民主党が反発しており、選挙結果次第で批准に影響する可能性もある。
中東などから欧州に向かう難民の受け入れについても、9月にトルコの海岸で遺体が見つかり、世界的注目を集めたシリア難民の3歳男児の一家がカナダを目指していたため議論が盛り上がったが、現在は収まっている。(共同)
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