エナジーバーを食品売り場に〜ウォルマート、客の健康を重視

 小売り世界最大手ウォルマート・ストアズはこのほど、「Special K」や「Clif」といったエナジーバーの取り扱いを2016年1月から変更し、栄養補助食品売り場から客の目につきやすい主力の食料雑貨売り場に移す。最終的にはレジ横にも置くことを検討するという。

 AP通信によると、小売り業界は健康食品の売り込みに力を入れており、ターゲットは9月、30店舗のレジ横でキャンディに替えてグラノラ・バーなどの健康的なスナックを販売すると発表。CVSヘルスも多くの店で新鮮な食品やより健康的なスナックの販売を拡大し、入口近くの売り場から袋入りキャンディを排除している。

 ウォルマートはこのほか、毎週土曜には全米4400店舗で血糖値や血圧、視力の検査を無料で提供すると発表。さらに一部の店舗では、1万人以上の薬剤師が無料でワクチン予防接種を提供する。コストはほとんど客が加入する保険で賄われる。

 同社では、世界売上高の60%を占める米国内店舗で業績や客足が伸びており、これらの戦略で一層の集客を狙う。

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