物価情勢には不透明感強い タルーロFRB理事
- 2015年11月23日
- アメリカ発ニュース
米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は23日、物価をめぐる情勢には依然として不透明感が強いとの見方を示した。利上げするときには、インフレへの影響や、物価が中期的に2%へと上昇していくことへの合理的確信が得られているのか「注意深く観察することがことのほか重要だ」と述べた。ブルームバーグテレビでの発言としてロイター通信が伝えた。
理事は、市場では12月利上げ観測が強まっているにも関わらず、今後のインフレに関する見通しが市場ベース、調査ベースとも低い水準にとどまっていることを無視するわけにいかないとした。
米経済は順調に進んでいるように見えるが、雇用が力強く改善している一方で物価は上がらず、全体としては「依然としてまだら模様だ」と評価した。(共同)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる
-
アマゾンや小売大手ら、頻発する返金詐欺で巨額の損害 〜 詐欺集団ら、ティックトックで協力購入者たちを募集