中国の成長減速止まらず 16年6.3%、IMF予測 

 国際通貨基金(IMF)は19日発表した世界経済見通しで、2016年の中国の実質国内総生産(GDP)伸び率を6.3%とした。投資が落ち込み、中国が19日公表した、四半世紀ぶりの低水準となる15年の6.9%からさらに減速。習近平国家主席が16~20年に必要と訴える成長率「年平均6.5%以上」を下回る。中国の景気減速は当面続くとし、世界経済に及ぼす悪影響を警戒している。

 IMFは中国の17年の成長率を6.0%と予想した。不動産などの投資に頼る経済から、個人消費やサービス業など内需が引っ張る経済への移行につまずけば「予想以上に急激な景気減速」を招きかねないと分析した。

 日本の成長率は16年に3年ぶりに1%台を回復すると予想。ただ、17年4月に予定される消費税率10%への引き上げの影響で、17年は0.3%成長にとどまる見通し。(共同)

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