米金融大手4社が業績改善 法務費用減やM&A好調

 米金融大手6社の2015年10~12月期決算が20日、出そろい、純損益は4社が増益もしくは黒字に転換し、改善した。規制当局への罰金支払いに充てる法務関連費用が減ったことや、企業の合併・買収(M&A)が活発で助言業務が好調だったことが寄与した。

 モルガン・スタンレーは助言業務の収入が伸び、赤字だった前年同期から9億800万ドル(約1100億円)の黒字となった。シティグループとJPモルガン・チェースは法務関連費用が減り、純利益はシティが前年同期の約10倍の33億3500万ドルとなったほか、JPモルガンも10%増えた。

 為替や債券の取引収入が好調だったバンク・オブ・アメリカは、9%の増益を確保。ウェルズ・ファーゴの純利益は前年同期と同じだった。ゴールドマン・サックスは65%減の7億6500万ドルと大幅減益だった。(共同)

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