米住宅着工8年ぶり高水準 15年、力強い回復示す

 米商務省が20日発表した2015年の住宅着工件数(季節調整前)は、前年比10.8%増の111万1200戸となり、6年連続で前年を上回った。件数ベースで07年以来の高水準で、米住宅市場の力強い回復を示した。

 雇用の堅調な回復や米連邦準備制度理事会(FRB)による超低金利政策が追い風となった。ただ、賃金上昇を上回る住宅価格の値上がりや在庫水準の低さなどが販売の抑制要因として指摘されている。FRBは住宅市場の回復がさらに加速すれば米経済成長は上振れする可能性があるとみている。

 15年の一戸建て住宅は前年比10.4%増の71万5300戸。着工件数の先行指標である許可件数は12.0%増の117万8400戸。(共同)

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