過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討を目指す有志国連合の初の国防相会合が11日、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で開かれた。米国は軍事作戦の加速に向け、各国にさらなる貢献を求める考えで、サウジアラビアなどが意欲を示すシリアへの地上部隊派遣の可能性も協議される見通しだ。
会合は有志国連合を主導する米国のカーター国防長官が主催。米政府によると、軍事作戦への参加国やオブザーバーの計49カ国を招待した。日本は含まれていない。
サウジなど湾岸諸国も含む有志国はシリアやイラクでISに対する空爆を実施。ISと対峙するイラクの治安部隊の育成を進めているほか、シリア内戦では反体制派を支援している。(共同)
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