グーグルは18日までに、即日配送サービス「グーグル・エクスプレス」を生鮮食品にも拡大し、サンフランシスコとロサンゼルスのそれぞれ一部地域で農産物、肉、卵などの配達を開始した。
ウォールストリート・ジャーナルによると、生鮮食品の配達は、大量の在庫が必要な一方で利益が薄い厳しいビジネスだ。アマゾンやインスタカート、フレッシュ・ダイレクト、セイフウェイなどのライバルも、高い配送コストに加え、一般的に約2%という食料雑貨の収益率の低さのせいで利益を出すのに苦労している。
アマゾンとフレッシュ・ダイレクトは都市部の周辺にコストをかけて冷蔵倉庫を維持しているが、グーグルは提携する小売業者から直接商品を発送する予定で、自らは在庫を抱えず保管上のリスクを避ける。出荷元は、サンフランシスコではコストコ・ホールセール、ホール・フーズ・マーケット、スマート&ファイナル・ストアズから、ロサンゼルスではコストコ、スマート&ファイナル、ビンセント・フーズから行う。
これに伴って既存の配達システムを一部調整し、配達時間枠はこれまでの4時間から2時間に変更するほか、生鮮食品を含む注文は最低額を15ドルから35ドルに引き上げる。配送料は、グーグル・エクスプレスの会員(年会費95ドル)は1回3ドル、非会員は5ドルとなる。
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