2017年9月
NYで写真家・佐藤順子の写真展「残生」を開催

2017年9月14〜20日、ニューヨークの日本クラブで写真家・佐藤順子氏による写真展「残生」が開催される。佐藤氏は、徳島県にある犬飼農村舞台で繰り広げられる人形浄瑠璃の人形を30年以上にわたり撮り続けてきた。同展示会では、佐藤氏みずからが現像した 41 枚の写真を展示し、人形浄瑠璃の魅力に迫る。

江戸時代から連綿と続く日本の伝統芸能・人形浄瑠璃の舞台には、時空を超えた感動がある。親から子へと受け継がれた人形は、人形遣いである農家の人々の手に抱かれると、突然息を吹き返す。佐藤氏が手がけるのは、人形遣いの息をそのまま取り込み、まるで魂を宿しているかのように動く人形の息遣いと、次の公演まで箱の中で静かに眠りにつく束の間の時間を切り取った写真だ。

四国の小さな農村で、この人形たちの芝居は200年近く続いている。「土地に根ざした変わることのない日本の文化を、写真を通して伝えることができれば。人形たちのほんの一瞬の命を感じていただきたい」と、佐藤氏はニューヨーク展への抱負を語る。

■会期:2017年9月14日(木)〜20日(水)
■場所:日本ギャラリー (日本クラブ内)
145 West 57th Street, New York, NY 10019
■時間:月〜金10:00am – 6:00pm、土10:00am – 5:00pm、日休
■入場料:無料
■詳細:Tel (212) 581-2223、E-mail info@nipponclub.org
■URL:www.nipponclub.org

 

佐藤順子
1937年生まれ。故・本庄光郎に師事し、1984年から30年以上にわたり農村舞台を撮り続ける。2011年、スイスのギャラリーSatoで、指導しているクラブ萌葱メンバー4人と日本の今を伝える展覧会を1年間巡回。そのほか、神戸震災後に世界から集まった作家たちによる廃材を使って「再生」した作品の記録や、大正7年に神戸に作られた小学校の廃校の記録、アイヌ民族の取材などを行う。2013年、「古典を寿ぐ会」を設立。

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