ボストンがシリコン・バレーを抜く 〜 米主要都市のデジタル経済競争力調査

 デジタル経済への移行の波に乗じて競争力をもっとも高めている都市として、ボストンがサンフランシスコ市湾岸地域(ベイ・エリア)を抜いて1位に選ばれた。

 ロイター通信によると、米商工会議所財団といった各種の団体や機関が参加した米国内25都市の競争力分析「Innovation That Matters 2016」では、ロボティクスから医療まであらゆる産業で起きているデジタル革命に対し、それぞれの都市が受け入れ態勢をどのように整えているかを検証した。

 評価基準には、人材や資本、産業内分業、生活の質(QOL)、規制、文化をはじめ、起業家や大学、企業、政府間の連携、そのほか6つの分野や要素が含まれた。

 湾岸地域につづく3位から10位には、コロラド州デンバー、ノース・カロライナ州ローリー・ダーラム、サンディエゴ、テキサス州オースティン、ロサンゼルス、フィラデルフィア、ワシントンDC、ニューヨークが選ばれた。

 シリコン・バレーがある湾岸地域では2011〜2015年に、起業件数が、2位のニューヨークの2倍にあたる6000件に上り、今回の評価でも投資額と人材の質においてほかの都市を圧倒している。

 報告書はしかし、湾岸地域について「競争が熾烈なあまり、成功することが非常に難しい」ことや、大学や地域社会と首尾良く連携できていないという起業家らの声を紹介した。

 湾岸地域はそのほか、生活費があまりにも高いためQOLにおいて22位の低評価だった。

 ボストンは起業件数で3位に甘んじたものの、大学や研究機関との連携で最高評価を獲得したほか、QOLでも5位の高評価だった。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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