ミネソタ男性、TSA訴える 〜 検査で待たされ飛行機乗れず

 ミネソタ州の男性が、空港の保安検査に時間がかかりすぎて飛行機に乗り遅れたとして、連邦運輸保安局(TSA)と空港を相手に訴訟を起こした。

 CNNによると、原告のフーマン・ニキザドさんは今年3月、飛行機の出発予定時刻の約2時間前にミネアポリス・セントポール空港に到着したにもかかわらず、保安検査の列で1時間半以上待たされ、搭乗できなかったという。

 訴状によると、TSAは限られた人数の職員しか配置せず、一般乗客用のボディースキャナーも1台しか使っていなかった。ニキザトさんは「空港とTSAは乗客の検査がまともにできなかった」と指摘しながら、TSAと空港に対して余分にかかったチケット代や空港までの交通費合わせて506.85ドルと訴訟費用の支払いを求めている。訴訟は4月に起こされ、連邦裁判所が扱っている。

 国内の空港利用者数が記録的に増える一方、保安検査の長い列が大きな問題になっている。検査を通過するのに1時間以上かかることも珍しくなく、TSAは出発時刻の2時間前には空港に着くよう旅行者に呼び掛けているが、一部の空港は3時間前の到着を推奨している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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