米軍低空訓練で衝撃波 島根、ガラス割れる被害も
- 2013年2月6日
- 日本発ニュース
【共同】島根県浜田市で1月15日、米軍機の低空飛行訓練による衝撃波と爆音が観測され、民家の納屋の窓ガラス1枚が割れる被害が出たことが6日、分かった。市が同日の市議会で明らかにした。
中国四国防衛局などによると、浜田市上空では1月15日、米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の航空機が訓練を実施。航空機が音速を超えた際に起きる「ソニックブーム」と呼ばれる現象で衝撃波が発生、ガラスが割れたとみられる。浜田市によると、同市旭町全域で、建物の揺れや「ドーン」という音を確認し、市には約10件の苦情や問い合わせがあった。
浜田市は6日、岩国基地、在日米大使館、外務省、防衛省に飛行訓練の中止を求める文書を送付。前木俊昭安全安心推進課長は「近年にはなかった突然の衝撃波と、窓ガラスが割れるという大きな被害が出たことを重くみて、抗議することを決めた」と話している。
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