EVの普及は路線バスが先か〜30年には新車両すべて電動に?

 電気自動車(EV)の普及は、乗用車市場ではゆっくりと進んでいる状況だが、米国では路線バスへの導入が急速に拡大している。
 
 グリーンカーリポーツによると、電動バスはすでに数都市で導入されているが、電動バスを製造するプロテラ(Proterra、カリフォルニア州)のライアン・ポップルCEOは、やがては電動バスが内燃エンジン車と数を競うようになると見ている。
 
 ポップル氏によると、バスの新車の大口購入に占める電動バスの割合は、2020年までに3分の1、25年までには50%に拡大し、30年には全てが電動になると予想される。プロテラの車両の場合、すでにディーゼルや圧縮天然ガス(CNG)に「価格で勝っている」(同CEO)という。
 
 商用車市場では、価格競争力が大きく物を言う。乗用車は消費者用品なので購入決定には価格以外の多くの要因が関わってくるが、バスは基本的にコモディティであるため、安いというだけで業者は大規模な車両の入れ替えに踏み切る可能性がある。
 
 バスのEV化が乗用車より早く進むと考えられる要因はほかにもある。1つは、充電や航続距離の問題による影響が乗用車より少ないという点で、路線バスは一定地域の決まったルートを時刻表に従って走るため、充電インフラの設置計画もより簡単になる。また、特に混雑した都市部では、非常に静かで排ガスがないという点も電動バス売り込みの大きな強みになる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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