NYの日本ギャラリーで「祝いを彩る 日本・佐賀の染色展」開催
- 2018年5月26日
- ニュース
ニューヨークにある日本ギャラリーで、6月14〜20日に佐賀県の染色作品を紹介する展覧会が開催される。
本展の主催者は、100年以上前から五月幟や半纏などの染物を製作してきた城島旗染工の4代目であり、「日本・佐賀の染色を広める会」代表でもある城島守洋氏。日本の染色文化を海外に広めたいとの思いから、14年前にはイタリア・ミラノで、7年前にはトルコ・イスタンブールで展覧会を開催。そして今回、3回目の海外展をニューヨークで開催する。
祝いを彩る染色は、総じて男の子の成長を見守る端午の節句の武者幟や、正月や豊作を祝う神社幟、また大漁を祝う進水式の旗など、神事の式典に使われる。本展では神事と伝統文様を融合し、デザインにアレンジした幟や半纏、タペストリーなど90点以上を展示。ジャパンスタイル・アジアンカラーと題した大胆な図柄と鮮やかな色彩、そして染色技法にこだわる独創的な作品群だ。
「ジャパンスタイル」とは、布を通して日本の伝統を海外の方々に知ってもらえればという「日本・佐賀の染色を広める会」のテーマであり、心意気だと城島氏は話す。
本展で展示される作品は、昔ながらの染色技法「本染め」による染色作品と、シルクスクリーンの型プリントと「本染め」の混合手法による作品。「本染め」とは、のりで模様を描き、刷毛でむらなく染め、乾燥したらのりを洗い流すという手間と時間がかかるものだ。熟練した職人たちが丁寧に仕上げ、世界に一本の幟が完成する。城島氏は「伝統文化を守るため、手作業にこだわりたい」と話す。
■開催日時:2018年6月14日(木)~20日(水)火〜金曜10:00am–6:00pm、土曜10:00am–5:00pm
■開催場所:日本ギャラリー(日本クラブ内 145 West 57th street, New York, NY 10019)
■入場料:無料
■問い合わせ:Tel 212-581-2223 E-mail info@nipponclub.org
■詳細:www.nipponclub.org
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近の耳よりジョーホー
-
2024年7月15日
「芸能人格付けチェックBASIC〜春の3時間放送スペシャル」
-
2024年7月9日
無料オンラインセミナー「日本の親が亡くなったら…~日本の死後の事務手続きと相続~」(日英二か国語(バイリンガル)版) 開催
-
2024年7月1日
海外受講モニター調査のモニター募集のお知らせ
-
2024年6月24日
菊水熟成ふなぐち 吟醸生原酒「赤缶」が2024年Rolling Stone誌ベストスピリッツアワードでベストカップ酒を受賞
-
2024年6月22日
『没入型のカワイイ食体験』を提供する 寿司レストラン「SUSHIDELIC NY」オープン1周年アニバーサリーイベントを開催!
-
2024年6月12日
第30回 JBA Foundation チャリティーゴルフトーナメント 参加者・スポンサー募集(7月27日開催)
-
2024年6月11日
Dine LA レストラン・ウィークのご予約は今すぐ!7月12から26日まで
-
2024年6月11日
日本クラブ特別企画展「進化する常陸国のお雛さまと匠の技」
-
2024年6月8日
STS Innovation, Inc.、MultiNet International Inc.の全事業の譲受に関するお知らせ
-
2024年6月7日
都ハイブリッドホテルがサマースポーツブリューフェストを開催