ウォルマート、温室ガス削減目標を1年早く達成
- 2013年3月12日
- 米国ビジネス
小売り最大手ウォルマート・ストアズはこのほど、温室効果ガス(GHG)の排出量を2005年比で20%以上減らすのに成功したと発表した。目標より1年早い達成だったという。
グリーンビズによると、同社は05年現在のウォルマートと傘下の会員制量販店サムズクラブ、および配送センターから出るGHGの量を12年までに20%削減する計画を進めたところ、11年時点で20.02%減らしていたことが最近分かったという。
ただし、同社がその後世界で拡張した事業所を含めると排出量は05年より増えており、10年には計2200万トンに上った。同社は15年までにこれをすべて削減したいと考えている。
ウォルマートは現在、年間消費電力の約4%に相当する約7億5100万キロワットを代替エネルギーで賄い、国内では5番目に大きなクリーン・エネルギーのユーザーとなっている。最終的には全ての消費電力を代替エネルギー由来にするという高い目標を掲げており、全米の店舗でソーラーパネルの利用などを促進している。先週はオハイオ州の12店に太陽光発電パネルを設置し、それぞれ店舗の消費電力の5〜20%が賄える見通しだと発表した。
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