砂漠化対策の計画公表 中国、黄砂深刻化で

 【共同】中国国家林業局などは20日、2011-20年にかけて砂漠化した土地2000万ヘクタールを対象に植林や造林などの総合的な対策を実施するとの計画を公表した。砂漠地帯での黄砂の発生などを防ぐのが目的。中国の通信社、中国新聞社が伝えた。

 北京などでは内陸の砂漠地帯から黄砂が飛来し、直径10マイクロメートル以下の粒子状物質「PM10」が急増。国民の間には環境汚染への不満が高まっており、11年に始まった計画をあらためて公表したのは改善策に取り組む姿勢をアピールする狙いもありそうだ。

 中国では無計画な土地の開墾や放牧、伐採などが砂漠化の原因となっている。計画では荒廃した土地を保護のために封鎖し、緑化などの対策を重点的に実施するとしている。

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