米失業率7.5%に低下 就業者16.5万人増

 【共同】米労働省が3日発表した4月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、失業率は前月から0.1ポイント低下し7.5%と、3カ月連続で改善した。景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は16万5000人増と市場予想を上回った。

 就業者数は2月、3月ともに大きく上方修正され、雇用の順調な回復が示された。金融市場では量的緩和政策の年内の解除観測が再燃しそうだ。雇用統計の発表を受けて、外国為替市場では米雇用情勢の改善が続いているとの見方から、円を売ってドルを買う動きが一時強まった。

 失業率は2008年12月以来の低水準。市場予想は就業者数が14万5000人程度の増加、失業率が7.6%だった。

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