Bミュンヘンやや有利か 緊迫する初のドイツ勢対決

 【共同】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝は25日、ロンドンのウェンブリー競技場で行われ、バイエルン・ミュンヘンとドルトムントが戦う。史上初のドイツ勢対決で、両者は今季ドイツ・カップなどで計4度対戦し、Bミュンヘンの2勝2分け。実力的にはやや有利だが、ライバル同士だけに緊迫した戦いは必至だろう。

 12シーズンぶり5度目の優勝を狙うBミュンヘンは過去3季で2度、準優勝となった雪辱を期す。準決勝では強敵のバルセロナ(スペイン)を2戦合計7—0で粉砕した。高い身体能力と優れた戦術眼を持つシュバインシュタイガーとハビマルティネスが中盤を制圧し、両翼のロッベンとリベリの突破を軸に多彩に攻める。準々決勝から4戦連続無失点と守備も堅い。決勝の出場経験者が多いのも強みだ。

 16季ぶり2度目の欧州一を狙うドルトムントは、素早い攻守の切り替えを特長とする。高い位置でボールを奪い、準決勝第1戦でレアル・マドリード(スペイン)から4得点したレバンドフスキの決定力を生かしたい。

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