シリア内戦死者9万3000人 国連、実際は10万人超か
- 2013年6月13日
- 世界のニュース
【共同】国連のピレイ人権高等弁務官は13日、内戦の続くシリアで2011年3月に反体制デモが活発化してから、今年4月までに確認された死者数が少なくとも9万2901人に上ると発表した。同時に「実際の犠牲者は残念ながら、これよりもかなり多い」と述べた。
英国を拠点とするシリア人権監視団は5月、実際の死者を12万人以上と推定し、国連も10万人以上とみている。発表した約9万3千人は、名前と死亡日時、場所が確認できた犠牲者の数。
死者は毎月少なくとも5000人増加。特に昨年7〜10月は1カ月当たり6000人を超えた。犠牲者が最も多い地域はダマスカス近郊で1万7800人。中部ホムスの1万6400人、北部アレッポの1万1900人が続く。
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