ファーストクラスはエコノミーの7倍〜乗客の炭素排出量
- 2013年6月27日
- 米国ビジネス
飛行機のファーストクラス利用者は1人当たりの炭素排出量がエコノミー利用者の7倍に上るという調査結果を、世界銀行が発表した。
クリスチャン・サイエンス・モニターが伝えたところによると、ファーストクラス客は機内でエコノミー客の6倍のスペースを占める上、ファーストクラスは満席にならない可能性も高い。
「空の旅の炭素排出量で重要なのはスペースではなく重量であり、エコノミー席に乗客や荷物が押し込められると飛行機の燃費が悪くなる」という意見もあるが、世銀調査によると旅客機の重量に占める乗客の割合は荷物を含めて15〜20%に過ぎず、乗客1人当たりの炭素排出量は搭乗数が増えるほど下がる。
航空輸送アクショングループ(ATAG)によると、2012年に旅客機が世界中で排出した二酸化炭素(CO2)は6億8900万トンで、CO2排出量全体の2%、輸送機関による排出量の12%を占めた。これに対し、自動車の排出量は輸送関連全体の74%を占めた。
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