中国、7.5%成長に減速 「影の銀行」対策要因

 【共同】中国国家統計局が15日発表した4〜6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比7.5%増だった。成長率は1〜3月期の7.7%を下回り、2四半期連続で減速した。世界第2の経済大国、中国の成長鈍化は日本を含む世界景気の下押しリスクとなりかねず、先行き不安が広がりそうだ。

 習近平指導部が経済改革の一環で、不良債権拡大が懸念されるノンバンクなど「影の銀行(シャドーバンキング)」の抑制に向けた金融引き締め策を行ったことなどから、投資や生産が鈍ったのが要因。人民元の上昇や外需の落ち込みで輸出が悪化していることも、景気の足取りを重くしている。

 統計局の盛来運報道官は15日の記者会見で「政府は構造調整を重視している。短期的に成長率が影響を受けるのは避けられないが、長期的発展には有益だ」と強調した。

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