反体制派への武器供与承認 シリア内戦で米議会委

 【共同】米議会上下両院の情報特別委員会は22日までに、オバマ政権が先月表明したシリア反体制派への武器供与を投票により承認した。複数の米メディアが22日伝えた。反体制派への武器供与には議会内に異論が多く実現が危ぶまれていたが、これでハードルを越えた形。ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、武器供与は今後数週間以内に始まる見込み。

 武器供与は米軍ではなく、中央情報局(CIA)が秘密作戦として実施する。同紙によると、本来は両委員会の承認は必要ないが、既に両委員会が認めた別の事業から財源を移す必要があったため、非公開で投票が行われた。

 供与されるのは破壊力の小さな小型武器や弾薬などで、反体制派を支援する上でどれほどの効果があるかは未知数。議会内には、現在の計画では支援内容が弱すぎるとの不満のほか、供与した武器がイスラム過激派に流れるとの懸念もくすぶっていた。

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