海軍の次世代ジャマー契約、レイセオンが落札
- 2013年7月23日
- 米国ビジネス
米海軍はこのほど、次世代の電子戦に備えた妨害電波発信器(ジャマー)の開発を、軍需大手レイセオンに発注した、契約金額は2億7940万ドル。
ロサンゼルス・タイムズによると、電子戦技術は軍が空からの爆撃を行う際に重要で、空爆作戦ではジャマーを搭載した飛行機が戦闘機や爆撃機と一緒に飛び、妨害電波を発しながら敵のレーダーを混乱させて味方が感知・迎撃されないようにする。
ジャマー開発契約の競争入札に参加したのは、レイセオンのほかノースロップ・グラマン、BAEシステムズ、ITT/ボーイング連合だった。レイセオンは今後22カ月以内に新しいジャマーの基本デザインを開発し、2020年までの生産開始を目指す。新型ジャマーは「EA-18グラウラー」に搭載される。
グラウラーは、戦闘攻撃機「F/A-18スーパーホーネット」を基にした電子戦機で、爆弾の代わりにレーダー、アンテナ、ハイテク装置などを搭載している。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
米国内都市圏の住宅所有者らは自然災害に要注意〜異常気象による損害危険の高い地域が明確に
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ドライバーの過半数が「AVは怖い」~AAA調査
-
2024年5月13日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EVへの関心、ますます低下~消費者、メーカーの思惑に反し
-
インフルエンサーとブランドをつなぐプラットフォームで台頭 〜 ショップマイ、1850万ドルを調達
-
シンケイ・システムス、魚の活け締め技法を機械化 〜 完成に接近、鮮魚流通網に革新をもたらす可能性
-
ドキュサイン、インテリジェント契約管理サービスを発表 〜 電子署名ソリューション以外に事業を拡大
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に