新たなスパイ機必要 中国念頭に米司令官

 【共同】米戦略軍のケーラー司令官(空軍大将)は24日、米軍を自国近海に近づけない「接近拒否戦略」を進める中国を念頭に、敵の防衛網を突破できる新たな偵察機が必要だとの考えを明らかにした。共同通信など一部メディアとの会見で語った。

 偵察機の具体的な仕様については言及を避けた。米誌フォーリン・ポリシー(電子版)は、冷戦時代にソ連に対する偵察に使われた超音速偵察機SR71のように、長距離飛行が可能なステルス偵察機の復活も視野に入れた発言だとしている。

 ケーラー氏は「接近拒否戦略に対抗する必要がある」と強調。さらに中国による衛星攻撃兵器(ASAT)開発を踏まえ「宇宙での潜在的脅威が増している」と述べ、米軍事衛星による偵察や通信ができなくなる事態への備えが不可欠だとの認識を示した。

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