米軍、フィリピンで長期展開検討 中国への対抗狙う

 【共同】アジア重視戦略を打ち出している米軍が、フィリピンの国軍基地を拠点として、空軍機や海軍艦船の長期展開を検討していることが14日、分かった。両国軍事筋が共同通信などに明らかにした。南シナ海で海洋進出の拡大を図る中国に対抗するのが狙いだ。

 拠点となるのは、米空軍基地だったクラーク・フィリピン空軍基地(現在は軍民共用)や、米海軍基地だったスービック。いずれも南シナ海に素早く展開できる位置にある。航空機や艦船の補修装備を整備し、要員も派遣する。

 両政府の外務・国防当局者が14日、フィリピン国防省で、米軍のフィリピンへの派遣回数拡大を可能とする新協定の協議を開始。米軍は協定締結後に展開を強化する見通し。米海軍は既にP3C哨戒機などの偵察機を、クラーク基地を拠点として南シナ海に派遣している。

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