資産購入やや縮小する時は近い FOMC議事録

 【共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が21日公表した7月30日-31日分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、量的緩和第3弾(QE3)に伴う住宅ローン担保証券(MBS)と米国債の購入について、政策決定の投票権を持つメンバー数人が「ややペースを落とすべき時期は近いかもしれない」と述べ、着手の時が迫っているとの認識を示した。

 一方、政策決定の投票権を持つ別のメンバー数人は「もう少し待って経済に関する情報をさらに入手して評価することが重要」として、購入規模の着手を決める前に経済情勢をさらに注意深く分析すべきだとの考えを示した。

 会合では、雇用改善が一定程度進んだことを確認したが、住宅ローン金利上昇や連邦財政政策をめぐる懸念から景気に対する慎重意見も残り、政策決定メンバーの間でも資産購入の縮小時期については、まだ見解が分かれている。

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