モデルS、衝突試験で最高評価〜屋根はプレス機壊れるほど頑丈
- 2013年8月22日
- 米国ビジネス
電気自動車(EV)専業のテスラ・モーターズは22日までに、同社の高級セダン「モデルS」が道路交通安全局(NHTSA)の衝突安全試験で最優秀の5つ星評価を獲得したと発表した。特に屋根の強度は、検査機械が壊れるほど高かったという。
USAトゥデイによると、モデルSは試験の3部門すべてで5つ星を獲得し、総合評価も5つ星だった。今回はほかにも総合評価5つ星を獲得したEVがあったが、全部門が満点だったのはモデルSだけ。2014年型フォード「フォーカス」は総合評価と側面衝突試験が5つ星だったが、横転試験と前方衝突試験は4つ星だった。14年型シボレー「ボルト」も総合評価が5つ星だったが、前方衝突試験は4つ星。日産「リーフ」は総合評価が4つ星だった。
テスラは、車体前部に大きなガソリン・エンジンがなく、衝撃を吸収する部分(クランプル・ゾーン)を広く取れるというEVの特徴が高成績につながったと説明している。モデルSは前部がトランクになっており、バッテリーパックは床下に、電動モーターは後部に置かれている。
また、モデルSはオプションとして子供用に3列目の後ろ向き座席を提供しているため、追突に備えたダブルバンパーもある。さらに、屋根は車体の4倍の重量にも耐えられることが独自のテストで確認されている。テスラは社内で、どんな形で試験されても5つ星が取れるよう、徹底的にテストを重ねたという。
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