拘束の容疑者、犯行認める 重傷学生、家族と面会

 【共同】トルコ中部の観光地カッパドキアで新潟大4年の女子学生2人が刺されて死傷した事件で、トルコの捜査当局に拘束された電気作業員、ムスタファ・ディラベル容疑者(26)が10日、調べに対し「私がやりました」と犯行を認めた。カッパドキアの地元紙記者が捜査幹部の情報として明らかにした。

 重傷を負った学生(22)=富山県出身=の家族は11日午前(日本時間同日午後)、中部ネブシェヒルに到着、入院先の病院で学生と面会した。地元検察当局は11日、ディラベル容疑者をネブシェヒルの裁判所で取り調べ、捜査を本格化させた。

 加藤勝信官房副長官は11日の記者会見で、重傷の学生の容体について「意識もはっきりしており、徐々に回復に向かっている」と述べた。

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