アレッポのサリンと一致 ロシアが独自調査

 【共同】ロシアのラブロフ外相はワシントン・ポスト(電子版)が25日掲載したインタビューで、ダマスカス郊外で8月21日に使用された化学兵器のサリンと、ことし3月19日にシリア北部アレッポで使われたサリンの組成が一致したと述べた。ロシアが独自に調査した。

 ロシアはダマスカス郊外で化学兵器を使用したのは、アサド政権ではなく反政府勢力だと主張している。この調査結果を根拠に今後、反政府勢力が複数回にわたり化学兵器を使用したとの主張を強めるとみられる。

 外相によると、アレッポとダマスカス郊外で使用されたサリンは、本格的な製造施設がなくてもつくれるものだった。ただダマスカス郊外で使われたサリンのほうが、濃度が高かったという。

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