長期化で米景気押し下げ 政府閉鎖、市場に警戒感

 【共同】1日からの米政府機関の一部閉鎖が長期化すれば、米景気の押し下げ要因になりそうだ。財政運営の不透明感を背景に下落基調にあった米株式市場では、閉鎖に伴いさらに警戒感が強まる恐れもある。

 調査会社ムーディーズ・アナリティクスの推計では、政府機関閉鎖が3〜4週間続くと今年10〜12月期の米国内総生産(GDP)伸び率を年率換算で1.4ポイント引き下げる可能性があるとみる。3〜4日間では0.2ポイント低下にとどまるという。

 連邦債務の上限引き上げをめぐる議会折衝も控えており、米市場関係者は「先行き不透明感が強く、株価への悪影響が心配だ」と話す。

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