ベルギー、受け入れ否定的 シリア化学兵器の国外処理

 【共同】ベルギーのデクレム国防相は18日、シリア化学兵器の国外処理をめぐり、ベルギー国内での実施に否定的な考えを示した。同国の公共ラジオに対し述べた。

 オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)は15日、シリア化学兵器の大部分を年内に国外に運び出し、第三国で処理することを柱とする計画を決定。搬出先は未定で、米国はこれまでベルギーにも非公式に受け入れを打診していた。

 デクレム氏は、同国が処理の支援のため専門家を派遣する意向があると述べる一方で「短期的にも長期的にも私たちの国で実施することはないだろう」と発言した。

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