知事候補選びスタート 東京五輪の顔、難航も
- 2013年12月19日
- 日本発ニュース
【共同】猪瀬直樹東京都知事の辞職表明を受けて19日、2020年東京五輪の「顔」となる後継候補の選考がスタートした。当面、大規模な国政選挙が予定されない中での選挙戦となり、与野党ともに総力を挙げる構え。ただ自民党は特定秘密保護法によるイメージ悪化を懸念し、党派色を前面に出さない方が得策との見方もあり、戦略が定まらない。民主党も独自候補擁立を検討するものの党勢は回復しておらず、候補者選びは難航しそうだ。
「早急に候補者を選定しなければいけない」。安倍晋三首相は19日午後、官邸を訪れた自民党の石破茂幹事長に選考を急ぐよう指示した。
党内では猪瀬氏が徳洲会グループから現金5000万円を受け取った問題が発覚した11月下旬以来、「Xデー」に備えて執行部や党東京都連が水面下で検討に着手した。下村博文文部科学相(衆院東京11区)や小池百合子元防衛相(同10区)のほか、ともに参院議員の丸川珠代(東京)、橋本聖子(比例)の両氏を推す声が上がった。1999年の都知事選に立候補し、敗れた舛添要一元厚生労働相の名前も出ている。
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