電力完全自給の店舗オープン〜ウォルグリーン、小売店で全米初

 ドラッグストア大手ウォルグリーンはこのほど、必要な電力をすべて自給して電力会社の供給網(グリッド)に頼らない店舗をイリノイ州エバンストンにオープンした。小売店では全米初だという。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、エバンストン店は、ソーラー・パネル800枚以上、風力タービン2基、地熱発電施設を備え、総発電量は年間22万キロワット時と店舗運営に必要な電力を28%も上回る。

 ウォルグリーンはこれまでに、全8000店舗のうち150店舗にソーラー・パネルを設置しているほか、省エネ照明や高度な電力モニター・システムなども導入している。新店舗はこうした環境対応技術の集大成だと説明している。同社のサステイナビリティ担当者ジェイミー・マイヤーズ氏は「20年までにチェーン全体で電力消費量の20%削減を目指しており、新店舗で学んだことを全体に応用する計画です」と話した。

 2013年にはフロリダ州の銀行PNCバンクが、フォードローダデイルに大量のソーラー・パネルと省エネ技術を備えた国内初の「ネット・ゼロ・エナジー(電力の生産と消費が差し引きゼロ)」事業所をオープンした。

 また、不動産開発のハインズは、カリフォルニア州サンディエゴに建設する13階建てビルを別の方法で米最大のネット・ゼロ・エナジー・オフィスビルにする計画を進めている。ここでは、ごみ埋立場などから購入したメタンを燃料電池を使って電力に変換する予定で、ウォルグリーン25店舗またはサンディエゴの住宅1000軒に供給できる量の電力が生産されるという。

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