マスタードガスを搬出 シリア化学兵器廃棄
- 2014年2月26日
- 世界のニュース
【共同】シリア化学兵器の全廃計画で、化学兵器禁止機関(OPCW)は26日、マスタードガスがシリアから運び出されたと発表した。同国からの化学物質の搬出は4度目。搬出量は明らかにしていない。
シリアの化学兵器約1300トンのうちマスタードガスは約20トンだが、サリンなどが生成される前段階の「前駆物質」と違い、そのまま使用可能な状態にあり、特に危険性が高い。OPCWのウズンジュ事務局長は「心強い前進だ」と評価した。マスタードガスは米国船で洋上処理することになっている。
また、ウズンジュ氏によるOPCW執行理事会への25日付の報告書によると、シリア政府は遅れている国外搬出に関し、安全上の理由などで現地入りできない施設の化学物質を除き、4月13日までに全て運び出す計画をOPCWに伝えた。
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