準備遅れ、募る不安 開幕時のデモ、停電計画も

 【共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会開幕まで12日で3カ月。開催12都市中5カ所で競技場工事が続くなど準備の遅れは危機的で、既に完成した競技場でも天井の金具が試合中に落下するなどトラブルが多発している。突貫工事の影響や期間中のデモ拡大も懸念され、不安は募る一方だ。

 昨年6月のコンフェデレーションズカップ以降、ブラジル各地で多発したデモを扇動してきた過激派「ブラック・ブロック」は、開幕戦が行われる6月12日に全土での大規模デモ実施を呼び掛けている。

 これとは別に、開幕時に意図的な停電を呼び掛ける動きもある。ブラジルの電力供給網は脆弱で、大規模な停電が頻発している弱点を突き、開幕戦のブラジル代表の国歌斉唱時に身の回りの全ての電気機器のスイッチを入れて電力網をパンクさせ停電を起こす計画だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る