殺人犠牲者の15%はDV 国連機関集計、12年

 【共同】国連薬物犯罪事務所(UNODC)は10日、2012年に世界で起きた殺人事件で約43万7000人が犠牲になったと発表した。うち15%の6万3600人が家庭内暴力(DV)の犠牲者で、中でも女性が4万3600人と7割近くを占めた。

 UNODCは「女性にとって家庭が最も危険な場所になり得る。愛する者を守るべき人に殺人の責任があるのは痛ましい事態だ」としている。

 UNODCは飲酒や麻薬の使用による殺人事件発生の危険が増えているとも警告。数カ国では加害者の半数以上が飲酒の影響を受けていた。また、凶器としては銃器が最も多く使われ、4割を占めたという。

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