次期アイフォーン、100ドル値上げの可能 〜 業界専門家による初の見方

 ジェファーソン&カンパニーのピーター・ミセック氏は、アップル(Apple)が、2014年秋に発売される見込みの次期アイフォーン(iPhone)となるアイフォーン6の価格を100ドル値上げしようとしているという見方を示した。

 企業各社は製品コストをできるかぎり抑えて販売価格を引き下げようとしているため、アイフォーン価格を100ドルも引き上げるという見方は、にわかには信じがたい。

 また、アップルに関する観測や考察では、これまでも多くの業界専門家らが常時発信しては結局間違っていたことも多い。

 しかし、モバイル・バーン誌によると、業界でもっとも秘密主義で知られるアップルは過去2年間に情報を故意に漏らしており、その広報効果を最大限に利用する術を同社が心得ていることを考慮すれば、確かな情報筋から入手したと主張するミセック氏の観測が正しい可能性はある。

 ミセック氏によると、アップルがアイフォーン値上げを正当化する理由は、構成品のなかでもっとも高い指触操作型スクリーンが大型化されるため、32GB版アイフォーンの現行価格(299ドル)は安すぎるというものだ。

 同氏によると、アップルは、購入者の2年加入契約の見返りとして端末価格の一部を負担するキャリヤー(携帯電話サービス事業社)の負担分を引き上げようとキャリヤーに打診している。

 しかし、キャリヤー側は、価格引き上げによって販売数が減ることを恐れ、負担分を加入者から回収しきれないという理由から反発している、と同氏は報告した。

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