「侵略新史料」確認と発表 中国の公文書館、対日攻勢

 【共同】中国吉林省公文書館(同省長春市)は28日、中国外務省主催のツアーで同館を訪れた日本や韓国などの外国メディアに対し、日中戦争時の南京大虐殺などに関する「日本による中国侵略の証拠」となる史料が新たに確認されたと発表した。

 中国政府は最近、歴史問題で対日攻勢を強めており、これまでにも中国駐在の外国メディアを招き江蘇省の「南京大虐殺記念館」などへのプレスツアーを開催している。

 公文書館が提示したのは、長春市に司令部があった関東軍憲兵隊の史料など計89件。公文書館が保管している約10万件の史料を整理した結果、確認されたとしている。

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