富士山の思い出つづる 皇太子さま「岳人」に寄稿

 【共同】皇太子さまは13日発売の登山の専門誌「岳人」7月号(東京新聞発行)に、世界文化遺産に登録された富士山にまつわる思い出をつづった随筆を寄稿し「存在が広く知られ、その大切さがより深く認識されていくことを願ってやまない」と記された。

 随筆は自ら撮影した写真などとともに8ページにわたって掲載された。その中で皇太子さまは、自分が「富士山の日」の2月23日生まれであることを紹介。学習院初等科1年の時、校舎から富士山を眺めて「ぼく、あんまりうれしかったので、おくじょうから、おっこちそうになりました」と書いた作文を引用し、富士山への親しみを込めた。

 1988年に富士登山に挑戦したが、この時は悪天候のため途中で断念。20年後の再挑戦で頂上を極め「雄大な景色に見惚れるうち、長年来の夢が叶い、初登頂できた喜びもひしひしとわいてきた」と振り返った。

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