今春以降も持ち出しか 外部業者の派遣社員 ベネッセ情報流出

 【共同】通信教育大手ベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題で、データ管理を委託された外部業者の男性派遣社員が、今年の春以降も、データを記憶媒体にコピーして外部に持ち出していた疑いがあることが16日、捜査関係者への取材で分かった。

 ベネッセ関係者によると、データが出回り始めたのは1月ごろとみられるが、派遣社員は、その後も売却目的で持ち出しを繰り返した可能性があり、警視庁は、不正競争防止法違反(営業秘密の複製など)の疑いで詰めの捜査をしている。

 捜査関係者によると、派遣社員は、記憶媒体で持ち出したデータを、自宅で別の記憶媒体に移すなどして複製し、名簿業者に売り渡していた。任意の事情聴取に「金が欲しかった」と話し、持ち出したことを既に認めている。

 

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