特攻「きれい事じゃない」 旧日本軍の船艇搭乗員
- 2014年8月12日
- 日本発ニュース
【共同】「特攻はきれい事だけじゃない」。立命館大名誉教授の岩井忠熊さん(91)=大津市=は、爆薬を積んで敵艦に体当たりする旧日本軍の特攻艇「震洋」の搭乗員だった。「なぜ日本はあんな戦争をしたのか」。終戦から69年間考え続けている。
岩井さんは京都大文学部在学中の1943年12月、学徒出陣で神奈川県横須賀市の海兵団に入った。10カ月後「特殊な攻撃兵器が発明された」と聞き、多くの仲間が選んだ特攻を志願。行き先も教えられずに送られたのは、人間魚雷で有名な長崎県川棚町の「魚雷艇訓練所」だった。
目にしたのは、自動車エンジンだけを載せたベニヤ板製モーターボートで、前部には約250キロの爆薬。横須賀の航海学校で学んだ技術が必要ないほど簡単なつくりで、数週間で乗りこなした。
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