原油調達「綱渡り」 シリア、盟友イラン頼み

 【共同】内戦が続くシリアのアサド政権が原油輸入で盟友イランへの依存度を高めている。シリアは小規模な産油国だが、過激派「イスラム国」に国内油田の大半を制圧されているためだ。ただ、原油タンカーの到着が遅れて燃料費に跳ね返るなど、エネルギー調達の「綱渡り」が続いている。

 「友好国が毎月200万バレルの原油を送ってくれる。この支援がなければシリアは大惨事に陥る」。地中海に面するシリア北西部バニヤスの国営製油所で、匿名を条件に取材に応じた運営公社の幹部はこう強調した。

 シリアは北東部や中部に点在する油田で国内需要を賄ってきた。米エネルギー情報局(EIA)によると、かつては日量約40万バレルの原油を生産し、10万バレル程度を欧州向けに輸出してきた。

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