安保理改革へ連携強化 日カリコム共同声明案
- 2014年11月14日
- 世界のニュース
【共同】日本とカリブ共同体(カリコム)の外相が15日に東京都内で開く会合で取りまとめる共同声明案の骨子が判明した。国連創設70周年を迎える2015年に向け、安全保障理事会改革での連携を強化する方針を明記した。経済成長に伴い政府開発援助(ODA)の対象から外れた国に、日本が支援を続ける考えも打ち出した。複数の政府筋が14日明らかにした。
日本は国際社会で一定の影響力を持つカリコムへの働き掛けを強め、常任理事国入りへの支持を集める狙い。15年の安保理非常任理事国選挙での当選を確実にするとともに、経済援助で地域への影響力を増す中国に対抗する思惑もある。
カリコムにはカリブ海諸国14カ国が加盟。うちバハマなど4カ国はODAの対象を外れている。日カリコム外相会合は00年に初開催。4回目の今回は、日本から岸田文雄外相が出席する。
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