「プライム」対象商品を拡充〜アマゾン、外部業者に発送任す

 オンライン小売り最大手アマゾンは、有料特典制度「プライム」の対象商品を大幅に増やすため、外部の小売業者から購入者に直接商品を発送するシステムを導入した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、これまでプライムが適用される外部業者の商品はすべて、一度業者からアマゾンの倉庫に送られた後、顧客に発送されていた。年会費99ドルのプライムは、追加料金なしの翌々日配送サービスなどを提供しており、会員の支出額は非プライム客の2倍に上るとも推定され、アマゾンでは売り上げ増加の原動力となっている。

 アマゾンは、現在2000万品目をそろえるプライムの対象商品を増やすことで、会員拡大や既存会員の契約更新を促したい考え。プライム会員への直接配送を最近始めた外部業者に、アパレル販売のウェブゾム(Webzom、カリフォルニア州)がある。同社のブラッド・キング社長によると、これまでの安定した迅速な配送実績が評価され、約2カ月前にアマゾンからプライムへの参加を打診されたという。

 ウェブゾムは、商品をできるだけ速く客に届けられるよう、以前から可能な限り即日発送しており、年商1000万ドルの約7割をアマゾン経由の受注に依存。同州オンタリオに1万5000平方フィートの倉庫を持っている。ただし、翌々日配送のコストは自己負担しなければならないため、価格が約50ドル以上の商品だけをプライムで扱うことにしている。アマゾンからは「商品を2日以内に届けているか監視を続け、一定基準に満たない場合はプライム商品から外すこともある」と警告されているという。

 キング社長はアマゾンとのやり取りから、プライム商品を直接配送している外部業者はまだ10社未満と推測している。

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