麻薬王脱獄に米いら立ち 周到な準備、強大な影響力

 【共同】メキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」のホアキン・グスマン元最高幹部の脱獄を受け、昨年、メキシコ当局と共に同元幹部を拘束した米国の当局者の間でいら立ちが広がっている。米メディアが12日報じた。

 元幹部は米国でも殺人や麻薬密輸などの罪に問われており、複数の連邦大陪審が起訴、水面下で身柄引き渡しの要求があったとされる。2001年にも協力者の手引きで別の刑務所から脱獄したことから、麻薬組織との癒着が横行するメキシコの刑務所では同様の事態が起きると再三指摘されていた。

 米麻薬取締局のベンシンガー元局長は「世界で最も危険な麻薬組織リーダーの脱獄は衝撃だ。米国の刑務所に収監しておくべきだった」と悔やんだ。

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