麻薬王脱獄に米いら立ち 周到な準備、強大な影響力

 【共同】メキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」のホアキン・グスマン元最高幹部の脱獄を受け、昨年、メキシコ当局と共に同元幹部を拘束した米国の当局者の間でいら立ちが広がっている。米メディアが12日報じた。

 元幹部は米国でも殺人や麻薬密輸などの罪に問われており、複数の連邦大陪審が起訴、水面下で身柄引き渡しの要求があったとされる。2001年にも協力者の手引きで別の刑務所から脱獄したことから、麻薬組織との癒着が横行するメキシコの刑務所では同様の事態が起きると再三指摘されていた。

 米麻薬取締局のベンシンガー元局長は「世界で最も危険な麻薬組織リーダーの脱獄は衝撃だ。米国の刑務所に収監しておくべきだった」と悔やんだ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る